甘酒好きが高じて自分で作ってみる事に。
できあがった甘酒は、そのまま食べると
結構食べごたえあり!です。
原材料はお米ですからね(笑)
甘酒作りは、ヨーグルトメーカー、
炊飯器、魔法瓶などで作れます。
今回は、ヨーグルトメーカーを使って
作ってみました。
材料と作り方
材 料
・乾燥米麹 200g
・ごはん 300g(約1合分)
・熱湯 250ml
・水 150ml
※甘酒を作る際に使う道具、容器は
あらかじめ熱湯消毒をしておきます。
作り方
1、乾燥米麹のかたまりを丁寧にほぐします。
2、専用容器にごはんと熱湯を入れ
しっかりかき混ぜます。
ごはんが熱湯と混ざり、粘り気がでてきたら、
水を加え温度を下げます。
3、2に1の乾燥米麹を入れてさらに混ぜます。
何回かに分けて入れると混ざりやすいです。
4、最後に、専用容器のふたをしっかり閉めて
左右前後に振り、ごはん、米麹、水分が
しっかり容器の中で混ざるようにシェイクします。
専用容器をヨーグルトメーカーに入れて、
温度と時間を設定して完了。
温度設定:60℃ 設定時間:9時間
あとは出来上がるのを楽しみに待つのみです。
出来上がったら、熱いので少し冷まして冷蔵庫へ。
お味は・・・出来立ての甘酒はあったかくって
やさしい甘さが口の中に広がります。
冷やして保存しておくことで
甘酒の糖化はすすんでいますので、
日が経つにつれて甘さが増します。
できたての甘酒と、冷蔵庫保存した甘酒、
どしらも天然の甘さを味わってください。
この天然の甘さは、麹菌から作られる酵素(アミラーゼ)が
お米のでんぷん質を糖化させ、やさしい甘さが生まれます。
そのやさしい甘さを引き出すためには、
60℃の設定温度がとても重要なんです。
甘酒の保存方法と保存期間は?
甘酒の酵素が生きてるので、
そのままの保存の場合は冷蔵庫で
3~5日程度です。
長期保存をする場合は
冷凍庫で3カ月程度です。
長期保存をする場合は、
必ず冷凍庫で保存しましょう。
甘酒の失敗と対処方法
失敗する原因は、温度管理にあります。
甘酒は発酵食品なので温度管理がとても重要になります。
甘みがない
米麹の芯も残ってなく、
失敗ではないように思うのですが、
甘みが足りない・・これはかき混ぜが
足らなかったようです。
混ぜ方が上手くできてないと
甘酒を甘くしてくれる酵素が
働かないので最適な温度(60度)を
保つようにしましょう。
すっぱい
設定温度が原因で、
保温温度が高かったようです。
すっぱくさせているのは乳酸菌です。
70度を超えると高温の為に
菌が死んでしまいますが、
乳酸菌は生きているので、
どんどん増え続けていることになるので、
できあがったときには酸っぱい甘酒に
なってしまいます。
米麹に芯が残っている
設定温度が原因で、
保温の温度が低かったようです。
50度くらいの時に起こってしまいます。
甘酒を作るのは60度での保温が
最適温度と言われていますので、
この温度で保温することで麴菌がつくる酵素が
活発に働くので60度以下になると
酵素がきちんと働けていない状態になります。
腐敗臭がする
道具に付着していた雑菌の繁殖、
作っているときに雑菌が混入したようです。
甘酒をつくる際は、全ての道具を熱湯または
アルコール消毒をしっかりしましょう。
甘酒が保温されている間は、
雑菌・麹菌・乳酸菌が混ざり合い戦っています。
雑菌類が勝ってしまうと、発酵ではなく腐敗してしまいます。
対処方法
甘みがない場合、
自然な甘さではありませんが、
砂糖を入れる事によって飲む分には
美味しく飲む事が出来ると思います。
芯が残っている場合は、
ミキサーやブレンダーにかけると
なめらかになりますので、
そこにお砂糖をプラスしてもいいかもです。
あとは、お菓子、スープやお味噌汁に加えたり、
バナナやりんごなどの果物を入れて
スムージーを作ってみてはいかがでしょうか。
温度が低すぎた場合は、
麹菌の活動が鈍くなっているため、
再度、2~4時間程度温めなおすと
甘みが出る場合があります。
※温度が上がりすぎて失敗の場合はこの方法はつかえません。
※腐敗臭がしている場合は、本当に腐敗している場合がありますので、
諦めて捨てましょう。(※絶対に飲まないで下さい。)
甘酒を長期保存するための「火入れ」
甘酒は酵素が活動し乳酸菌が生きているので、
味や品質の劣化が早いため
賞味期間が短くなってしまいます。
「火入れ」をすることで、
酵素の活動を停止させ、
微生物を死滅させるので
約1ヶ月ほど日持ちします。
「火入れ」した甘酒は甘みが増し、
うま味がグッと凝縮された感じです。
豆乳と割ってもまろやかな美味しさを楽しめます。
一般的に市販されている甘酒は、
殆ど「火入れ」された状態です。
【火入れのやり方】
お鍋に甘酒をうつして、
最初は中火で加熱します。
70度ぐらいの温度で10分ほど加熱し
ふつふつと軽く煮えてきたら
火を止めて出来上がりです。
さいごに・・・
ヨーグルトメーカーで甘酒をつくる場合は、
温度管理が一定に出来るので
あまり失敗はしないと思います。
道具、容器類をしっかり消毒することと、
甘酒の材料をヨーグルトメーカーにセットするまでは、
しっかり混ぜて発酵しやすくしてあげるのが
重要なポイントになります。
出来上がった甘酒をそのまま味わう、
お料理につかう、豆乳やヨーグルトを割って飲むなど、
いろいろ試して自分のお気に入りを見つけ、
甘酒の栄養をしっかり体に入れてください。
わらびちゃん
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