玉ねぎの辛味成分を抑えて、栄養成分もしっかり摂れる食べ方とは?

玉ねぎはどんな料理にも合い、栄養価が高くからだが喜ぶ食べ物です。

サラダで食べる? 炒め物で? 煮物で?

脇役になっても存在感を発揮し、

メインディッシュとしてもしっかり役割を果たす優れもの。

サラダ派の方にお勧めの「玉ねぎと山芋のサラダ」を

栄養、効能と共にご紹介します。

血液をサラサラにする玉ねぎと、

ネバネバ食材の山芋を一緒に摂ることで体が喜ぶ相乗効果が!



玉ねぎに含まれる栄養素は?

アリシン(硫化アリルの一種)

玉ねぎの辛味成分です。

血液をサラサラにし、動脈硬化を予防。

消化液の分泌を助け、食欲を増進する働き。

ビタミンB1と一緒に摂ることで疲労回復も。

ケルセチン

玉ねぎの苦味成分

ポロフェノールの一種である

フラボノイド抗酸化作用がビタミンCの5倍以上。

その効能は!

「血流の改善」「血管の保護」

「脂肪の吸収を抑制」「脂肪の排出を促進」

「血圧の上昇を抑える」「動脈硬化を防ぐ」

「抗炎症作用」「コレステロール値を下げる」

山芋に含まれる栄養素は?

良質なたんぱく質やビタミンB群、Cや、

カリウムやマグネシウムなどのミネラルを

多く含んでいます。

消化酵素「アミラーゼ」を多く含んでいて、

胃腸機能の回復にも役立ち、

でんぷんの一部が分解されるため生で食べても胃にもたれません。

玉ねぎを切る時、涙が出ないようにするには?

玉ねぎと言えば、料理をする時、

涙、ひどい時は鼻水も出て大変なことに。

みじん切りする時は目が開けられないほど

痛くなって目をつぶって刻むことが多々あります。

これは、硫化アリルと関係しています。

玉ねぎを切ることで玉ねぎの細胞が壊れ、

中に含まれている硫化アリルが気化し

空気中に漂い目や鼻に入り涙や鼻水を出させています。

涙、鼻水を出させる硫化アリルを気化しにくくするためには、

◆あらかじめ玉ねぎを冷やしておく。

◆切れ味のよい包丁を使う。

◆換気扇の下で調理する。

◆レンジで加熱(20~30秒)

を試してみて下さい。




どのようにして食べるの?

居酒屋などでは、玉ねぎをスライスし、

短冊切りにした山芋と混ぜ合わせての

サラダをよく見かけますが、

お勧めは、スライスした玉ねぎの上に

すりおろした山芋をかけて、その上にかつお節、

大葉をのせてポン酢で食べるサラダです。

ポン酢の代わりにだし醤油もお勧めです。

玉ねぎのスライスの上に山芋をかける事によって

辛味成分がかなり抑えられると思います。

 

 

玉ねぎは水にさらすと栄養分はどうなるの?

生で食べる場合、一旦水にさらさなければ

ずっと口に辛味が残ってしまいます。

でも水にさらしたらせっかくの栄養成分「アリシン」が

水溶性なので溶けだしてしまいますので、

水にさらす時間は出来るだけ少なくしたいもの。

一度試して頂きたいのは、玉ねぎを夜にスライスまたは薄切りにして、

一晩冷蔵庫で寝かすと辛味がほとんど無い状態になっています。

これなら、玉ねぎの栄養成分を逃がさないで

しっかりとからだに取り込むことが出来ますよ。


まとめ

玉ねぎと山芋を一緒に食べることで、血管の保護、

血液をサラサラにする効果で血流が改善され、

山芋の栄養成分である「ビタミンB群」と

玉ねぎの栄養成分「アリシン」の相乗効果で疲労回復!

玉ねぎをサラダでとお勧めしましたが、

玉ねぎは加熱調理をしても血液をサラサラにする効果は

なくならないので、炒め物、煮物にして栄養成分をしっかり頂いてください。

山芋で紹介していますが、長芋でも栄養価に大きな違いはありません。

山芋、長芋のそれぞれの特徴は、

山芋は粘りが強いけれど甘みがある。

長芋は粘り気が少なめで水分が多く、淡白な味わいです。

玉ねぎも山芋もたくさんの調理方法があるので色んな食感、味を楽しめそうですね。




 

The following two tabs change content below.

わらびちゃん

いつまでも若々しく健康でありたい。日々の生活にほんの少し刺激をプラスして新しい自分を発見しています。

コメント

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました