『腱鞘炎』パソコン作業でもなるって本当!?

腱鞘炎は、手首や指先をよく使う人にみられる症状でしたが、

最近はパソコン、スマートフォンの使い過ぎが原因で

年齢、職業を問わず多くの方が発症しています。

毎日のパソコン作業でキーボード、マウスの操作を行い、

仕事が終わってからはスマートフォンの操作で

何時間も指や手首を酷使してしまうことに原因があります。

一度は、「あれ?腱鞘炎かな?」と感じたことはないでしょうか?



腱鞘炎とは?

腱と腱鞘に炎症が起こって痛みが現れる病気

 

腱鞘炎とは、指の「腱鞘」が何らかの原因で厚くなったり硬くなったりして、腱鞘を通過する腱と「腱鞘」がこすれ合い、炎症が起こって「痛み」や「腫れ」が現れる症状です。さらに腱鞘炎が進行すると「ばね指」と呼ばれる症状が出てきます。
注意したいのは、「たかが腱鞘炎」と放置してしまうことです。放置して病気が進行してしまうと、治療をしても関節が固まって伸びなくなることがあるので、悪化する前に、整形外科・手外科などの医療機関を受診することが大切です。

腱鞘とは?

腱鞘とは?

手は主な骨だけでも27個の骨からできています。このたくさんの手の骨を動かすことができるのは、筋肉と骨を結び付ける「腱」があるからです。

右手を手のひら側からみると、手首から指先にかけて、丈夫なひものような組織である「腱」が通っています。「腱」は手指の骨と筋肉をつないでいて、この腱が動くことで、手指を曲げたり伸ばしたりすることができるのです。この「腱」は、骨から離れないようにところどころバンドのような組織「腱鞘」で押さえられていて、指を曲げ伸ばしするときには、「腱」が「腱鞘」の中を往復するように移動します。何らかの原因で「腱」と「腱鞘」がこすれ合うと、炎症が起こって腱鞘炎になってしまいます。

腱鞘炎が進行して起こる「ばね指」

腱鞘炎が進行して起こる「ばね指」

腱鞘炎が進行すると、指が”カクン”とはねる「ばね指」という症状が起こる場合があります。腱鞘が厚くなったり硬くなったりすると、通り道が狭くなって腱の通りが悪くなり、こすれて、腱の一部にも炎症が生じて腫れてしまいます。

すると、腫れた腱の部分が腱鞘に引っかかり、指がスムーズに曲げ伸ばしできなくなるのです。さらに、指を動かそうと強い力を加えた時に腱の腫れた部分が”カクン”とはねるように腱鞘を通過してばね指が起こります。

手首で起こる腱鞘炎「ドケルバン病」

手首で起こる腱鞘炎「ドケルバン病」

腱鞘は指だけでなく手首の親指側にもあり、ここで起こる腱鞘炎を「ドケルバン病」といいます。ドケルバン病の症状は、手首の「痛み」や「腫れ」です。特に親指を広げたり、反らしたり、動かしたりすると、強い痛みがでるのが特徴です。

「NHK健康チャンネル」引用 https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_289.html

腱鞘炎が起こりやすい人

楽器を演奏する人、長時間文字を書く人、

家事による手指の酷使、手首を使うスポーツをなど、

手首や指先をよく使う人みられる症状でしたが、

最近ではパソコン、スマートフォンの使い過ぎにより

発症する方が増えてます。

また、ホルモンの影響より起こる場合もあるそうです。




パソコンのキーボード操作

キーボードを操作する際、手首の角度に注意してください。

手首が上がりすぎた位置での操作や、

手首に無理な角度をつけての操作、

例えば、キーボードと体が近いため

手首は一定の位置で固定されてしまい、

キーボードを打つ手の甲と指先が

無理な角度の状態での操作になってしまいます。

手首の腱鞘炎を予防するためには、

キーボードと体の距離を適度に取り

ゆったりした状態でキーボード操作を行いましょう。

キーボードへの手の置き方は、手の甲の中央と

腕の中央のラインが真っすぐになり、

手首が10~20度ほど上がっていると

手首への負担が少ないそうです。

痛みを感じた時は?

動かさないで安静にしていることが

一番の治療になります。

あまりにもひどい痛みの場合は、

病院に行き治療を受けた方がいいでしょう。

私が痛みを感じた時に行っている対処法ですが、

肘関節の内側(腕を折り曲げたあたり)を

指の腹でゆっくり触ると固く張っている腱を感じるので

その腱をゆ~っくりと押して、痛いなと思ったら

そこで押すのをやめて、そのままじーとしていると

痛みが和らいでくるので20秒ほどじっとし、指を放します。

そして張っている腱に沿ってゆっくり押す、放すを

繰り返し、そのあとで軽く腕をマッサージしてあげると

腱の緊張がほぐれたのか、指の痛みがラクになり

動きやすくなります。

※人それぞれの痛みの強弱がありますので、無理には行わないで下さい。

まとめ

パソコン作業は仕事をするにあたり、

必要不可欠となった今の時代・・腱鞘炎は誰にでも

起こってしまう病気です。

体は言葉で伝えることは出来ないけれど、

痛みを出してSOSを送ってきてるので、

出来るだけ早く気づいてあげて、

体を休めるよう心掛けたいです。




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わらびちゃん

いつまでも若々しく健康でありたい。日々の生活にほんの少し刺激をプラスして新しい自分を発見しています。

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